親知らず
親知らずに虫歯ができた。
冷たいものを口に入れると激痛が走るのであった。
一年ほど前にも歯が痛くなった事があり、その時は歯医者様に「その歯は既に神経が無いから痛くなるはずはない」と冷たくあしらわれ、シュミテクト片手に退散した画伯であったのだが、今度はしっかりと親知らずが虫歯になっていた。
画伯は大学時代に下の親知らずを二本抜いているのであるが、それが壮絶な抜歯であったため、恐怖心から上の親知らずを放置していたのである。
大学時代に格闘した下の親知らずの内1本は横から生えており
そのオペは「歯茎を切って親知らずを真っ二つに割って取り出す」という悲惨なものであった。
「痛かったら手を上げてね」と言われるも、若かりし頃の画伯は「どのくらい痛かったら手を上げたら良いのか分からない」という子供のような理由で我慢に我慢を重ねて
失神KOするところであった。
しかしKO寸前で歯医者様が画伯の異変に気付き、麻酔を足したおかげで生還できたのであった。
今回の歯の痛みは急だったので、歯医者に飛び込んだものの、予約もしていなかった画伯は「流石に今日虫歯の治療をするってことは無いだろう」と思っていた。しかし、調べてみて親知らずの虫歯と分かると
「今から抜いちゃいましょうか」とライトな感じで言われたのである。
画伯は相当怖いナリで歯医者に行ったくせに抜歯が怖い。なので、歯医者様に過去のトラウマを伝え、万全の麻酔で抜歯を行なったのである。
そして左上の親知らずは消滅した。
しかし、まだまだ虫歯は残っていた。小さい虫歯が二箇所と、右上の親知らずの虫歯である。事前の診察で「まずは小さい虫歯を治療してから、親知らずを抜くか治療で済ませるか相談しましょうか」と言われてたのであるが…
ある日、小さい虫歯の治療のつもりで歯医者に行くと、そこには知らないヤツ(先生)がいて
またしてもライトな感じで抜くことになったのである…。
画伯は相当怖いナリで歯医者に行ったくせに、心の準備が出来ていない抜歯は怖い。
表向きは平静を装っていたものの、上半身はプルプルしてしまっていたのである。
そして右上の親知らずは消滅した。
素晴らしい歯医者様の力により、画伯の親知らずは無事、全て抜歯されたのである。
残るは画伯の心に潜む「親の心子知らず」であるが、これを抜くつもりは毛頭ない画伯なのであった。
※抜歯後に油断して鍋を食べ、出血した画伯の図
(おしまい)
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